手話のホント?日本にある2つの手話

こんにちは。


今回は、日本に存在する2種類の手話について書きます。



手話には、2つの種類がある?

今回は、手話に特化して書いてみます。タイトルのとおり、手話といっても主に2種類あると言われております。


1 日本手話

この手話は、日本語とは全く異なった文法体系を持っています。

手で話すと書いて手話。ですが、手以外が超重要だったりします。


たとえば、

「てにをは」の「は」、日本手話では、うなずき(頭の動き)で表出します。

Yes/No疑問文なら、眉毛を上げながらあごを引く

WH疑問文なら、眉毛を上げながら首を振る

副詞的要素なら、口を一文字にしたり、舌をほんの少しだけ出したり。 


このため日本手話を見るときは、顔9割、手1割って感じで、手は視界に入れる程度ですかね。


これまで、このブログで書いてきました、手話が母語という聴覚障害(ろう者)の方々。

生まれながら聞こえないということは、日本語を聞いて育つ環境になかったということです。


このため、

話すときは手話

頭の中で考えるときも手話

独り言も手話

寝言も手話


とにかく手話、手話、手話で、日本語とは全く別の言語で日常生活を送っているということです。

だから、日本語での筆談は厳しいこともあり得るのです!


2 日本語対応手話

その名のとおり、日本語に対応させた手話です。


つまり、日本語をベースに手(手話単語)を付けていきます。メインである日本語で声を出しながら、補助的に手話を使います。


以前は聞こえていたけど途中で聞こえなくなった人が、よく使う手話ですね。頭の中が日本語なので、筆談も大丈夫でしょう。 


このほか、中間型の手話もある、と言われる方もいらっしゃいますが、私にはよくわかりません。


 このため手話通訳者は、その聴覚障害の方がどちらのタイプなのか見極め、通訳する必要があります!手話通訳者の心構えです!(話がズレました)



まとめ

以上のように、日本には日本手話日本語対応手話という2つの手話があります。

それは、その方の母語によって違うということです。


よろしくお願いします。


通訳男士

通訳男士の旅 〜聴覚障害者と仕事〜

手話通訳者の視点から、聴覚障害者と仕事、雇用に必要なことは何かを考えます。

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