聴覚障害者とお仕事!話しかけるときは肩を叩く

こんにちは。

今回は、聴覚障害の方と仕事をする上で、そもそも話しかける、という動作についてです。



肩を叩く

ろう者の場合は、肩を叩いて人を呼ぶことが基本です。

このため、ろう者からすれば、状況によって叩き方を変えるということですが、我々聴者にとって、それは難し過ぎます。ただやはり、後ろから声で話しかけても気づかないわけです。


そこで、肩を叩き、呼んでいることを確実にわかってもらう必要があります。

最近は、体に触ることがセクハラ認定されることも有りますので、聴覚障害の方を雇用している企業さんは、呼ぶときは肩叩きはやめた方がいいか、どのようにするべきか、聞いておいた方が良いでしょう。 


手招きをする

といっても、外国人とかがやる、掌が上のカモンじゃないです笑

肩を叩くのをエアーでやる感じで、聴覚障害職員の視野に入りそうな領域でやります。聴覚障害の方々は、そのあたりの反応は頗るよくて、結構遠くでも手招きしてると気づいてくれます。


聴者の場合、人を呼ぶときに肩を叩くという文化にないので、こちらの方がやりやすいですね。(ろう者は肩を叩く文化なので、ろう者の肩はすり減っているというデフジョークがあるほどです…) 

私なんかは慣れてしまっていて、妊婦さんに席を譲るとき背後から肩を叩いて、はいどうぞ!なんてこともあります。


第三者に呼んでもらう

これなんかは、スマートにできるといいのではと思います。

聴覚障害職員の近くにいる職員に声をかけて、ちょっと呼んで!みたいな感じです。


ほかの呼び方は…

聴覚障害の方との仕事上のコミュニケーションの範囲でいうと、考えられるのはこのくらいでしょうか。他には、机を揺らすとか、ものを投げるとか、いろいろありますが、親しい間柄だから成立することもあるので、職場という環境下では馴染みません。


まとめ

聴覚障害職員への話しかけ方は、主に、 肩を叩く手招きをする第三者に呼んでもらう

手話は、相手が気づいてくれさえすれば、遠くでも会話ができます。これはよくて、電車ホームの反対側でも、防音ガラス越しでも、水中でも、話ができます。

まあ、視力がよくなければいけませんが。


通訳男士

通訳男士の旅 〜聴覚障害者と仕事〜

手話通訳者の視点から、聴覚障害者と仕事、雇用に必要なことは何かを考えます。

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